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ピラティスのロールアップとは?正しいやり方・効果・できない原因と上達のコツを徹底解説

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ピラティスのロールアップとは?...

ピラティスの「ロールアップ」は、仰向けの状態から背骨を一つずつ動かしながら起き上がり、再びゆっくりと身体を戻していく代表的なエクササイズです。腹部を使いながら背骨をコントロールして動かすため、ピラティス初心者にとっては「思ったように起き上がれない」「足が浮いてしまう」「途中で腰が痛くなる」と感じやすい動きでもあります。

しかし、ロールアップは単純に腹筋の力だけで起き上がる運動ではありません。背骨の動かし方、骨盤の位置、呼吸、腹部の使い方など、複数の要素を連動させることが重要です。できない原因を知り、自分に合った練習方法を取り入れることで、少しずつ動きをコントロールしやすくなります。

この記事では、ピラティスのロールアップの基本的なやり方から、期待できる効果、できない原因、足が浮く・腰が反るときの対処法、上達するための練習方法まで詳しく解説します。正しいフォームを身につけて、ロールアップを安全かつスムーズに行えるようになりましょう。

第1章 ピラティスのロールアップとは?

ロールアップは、ピラティスを代表するマットエクササイズのひとつです。仰向けから起き上がり、再び仰向けに戻るという一見シンプルな動きですが、反動を使わず、背骨を順番に動かしながら身体をコントロールすることが大きな特徴です。

1-1 ロールアップはどんなエクササイズ?

基本姿勢は、マットの上に仰向けになり、脚を伸ばして腕を頭上へ伸ばした状態。そこから呼吸を合わせながら上体を起こし、長座の姿勢まで移動して、今度はゆっくりと元の位置へ戻ります。

ポイントは、身体を一気に起こさないことです。

「起き上がる」という結果だけを見ると腹筋運動のように感じますが、ロールアップで重要なのは背骨を一つずつ動かす意識。頭が動き、首、胸、腰、骨盤へと順番に動きを伝え、戻るときも同じように背骨をコントロールします。

特に初心者がやりがちなのが、勢いをつけて「えいっ」と起き上がることです。反動に頼ると、本来使いたい腹部や背骨のコントロールが十分に働きにくくなります。

1-2 ロールアップと腹筋運動の違い

ロールアップは腹部を使うため、一般的な腹筋運動と同じように感じるかもしれません。しかし、目的や身体の使い方には違いがあります。

腹筋運動では、上体を起こすことそのものに意識が向きやすい一方、ロールアップでは背骨の動きと体幹のコントロールが重要です。

そのため、「何回起き上がれたか」だけを目標にする必要はありません。途中までしか起き上がれなくても、反動を使わず丁寧に背骨を動かせているなら、それも大切な練習です。

1-3 ロールアップが難しいのはなぜ?

ロールアップは、ピラティス初心者が「できない」と感じやすいエクササイズのひとつです。

その理由は、腹部の筋力だけではなく、背骨の可動性、身体を丸める感覚、骨盤のコントロール、呼吸などを同時に求められるからです。ロールアップが難しい主な理由として、反り腰、背骨の硬さ、腹部の力の弱さが挙げられています。

つまり、起き上がれないからといって「腹筋が弱い」とは限りません。

身体のどこが動きを邪魔しているのかを確認し、自分に合った方法で段階的に練習することが、ロールアップを身につける近道です。

第2章 ピラティスのロールアップの正しいやり方

ロールアップは、勢いをつけて上体を起こすのではなく、頭から背骨を順番に動かしながら起き上がることが基本です。最初から最後まで完璧に行おうとせず、身体をコントロールできる範囲で練習しましょう。

2-1 まずは基本姿勢をつくる

マットの上に仰向けになり、両脚を伸ばします。脚は腰幅程度を目安にし、つま先は自然な位置に。両腕は身体の横、または頭上へ伸ばします。

腰を無理に床へ押し付けるのではなく、腹部を軽く引き込み、身体の中心を安定させます。肩に力が入っていないか、首が緊張していないかも確認しましょう。

2-2 頭から順番に身体を起こす

準備ができたら、まず頭を少し持ち上げ、目線をおへその方向へ向けます。次に首、肩、胸と順番に身体を丸めるようにして起き上がっていきます。

腰までマットから離れたら、骨盤を起こして長座に近づけます。無理に手を足先まで伸ばす必要はありません。自分がコントロールできる位置まで起き上がれば十分です。

2-3 戻るときこそ丁寧に

ロールアップでは、起き上がる動作だけでなく「戻る動作」も重要です。

長座からそのまま倒れるのではなく、骨盤を後ろへ傾け、腰、背中、肩、頭という順番でマットへ戻していきます。

「背骨でマットを一枚ずつなぞる」ような感覚を意識すると、勢いに頼らずコントロールしやすくなります。

2-4 呼吸は「止めない」ことを優先

ロールアップでは、動きに集中するあまり呼吸を止めてしまう人もいます。

呼吸のタイミングに絶対的な正解を求めすぎるより、まずは息を止めず、呼吸と動きを連動させることを意識しましょう。吐く息に合わせて腹部を引き込み、身体を丸める感覚をつかむのもひとつの方法です。

呼吸が止まるほど力んでしまう場合は、動作の範囲を小さくして練習してください。

2-5 よくあるNGフォーム

ロールアップは、「最後まで起き上がれるか」より「最初から最後まで身体をコントロールできるか」を大切にするエクササイズです。完成形だけを追いかけず、動作の質を少しずつ高めていきましょう。

第3章 ピラティスのロールアップができない原因

ロールアップを練習していると、「途中で止まってしまう」「足が浮く」「首ばかり疲れる」といった悩みが出てきます。

このとき、単純に「腹筋が弱いから」と考えてしまうのは早計です。

3-1 腹筋だけで身体を起こそうとしている

ロールアップでは腹部が重要な役割を担いますが、お腹の力だけで上体を持ち上げようとすると、動作が途中で止まりやすくなります。

特に「とにかく起き上がらなければ」と考えると、首や肩に力が入り、背骨を順番に動かす感覚が失われがちです。

3-2 背骨を滑らかに動かせていない

ロールアップでは、背骨を一気に起こすのではなく、身体を丸めながら少しずつ動かしていきます。

背中が硬かったり、背骨を部分的に動かす感覚がつかみにくかったりすると、途中で「カクッ」と動きが止まることがあります。

この場合は、

3-3 足が浮いてしまう

起き上がる途中で、かかとや脚がマットから浮いてしまうケースもよくあります。

これは腹部の力だけが原因とは限りません。脚を床へ安定させる力や骨盤の動きなど、複数の要素が関係します。

安定してできるようになってから、少しずつ脚を伸ばしていくほうが動作をコントロールしやすくなります。

3-4 首や肩に力が入りすぎている

「起き上がる」という動作に集中すると、頭を前へ引っ張るようにして身体を起こしてしまうことがあります。

すると首や肩に力が入り、「お腹より首が疲れる」という状態になりやすくなります。

首に強い負担を感じる場合は、そのまま回数を重ねないことも大切です。

3-5 ハムストリングスなどの柔軟性が影響している

脚の裏側が硬い場合、骨盤を動かしにくくなり、ロールアップのフォームにも影響することがあります。

ただし、「身体が硬いからロールアップができない」と決めつける必要はありません。柔軟性だけでなく、骨盤や背骨をどのように動かしているかも確認する必要があります。

3-6 呼吸を止めてしまっている

難しい動作ほど、無意識に息を止めてしまうことがあります。

呼吸を止めると身体に余計な力が入り、首や肩が緊張しやすくなります。まずは正確な呼吸パターンを完璧に覚えることよりも、動作中に自然な呼吸を続けられることを優先しましょう。

第4章 ピラティスのロールアップをできるようにする練習方法

ロールアップができない場合、いきなり完成形を何度も繰り返す必要はありません。むしろ、苦手な部分に合わせて動きを分解したほうが、身体の使い方を理解しやすくなります。

「起き上がれないから、もっと腹筋を鍛えよう」と考える前に、まずは自分がどこで動けなくなっているのかを確認してみましょう。

4-1 まずはロールダウンから練習する

ロールアップの動作で特に難しいのが、背骨を一つずつ動かす感覚です。そのため、最初から仰向けから起き上がるのではなく、座った状態からゆっくり身体を倒すロールダウンを練習する方法があります。

「どこまで倒れられるか」ではなく、途中で力を抜かずに戻れる範囲を基準にしてください。

4-2 壁を使って背骨の動きを確認する

背骨を丸める感覚が分かりにくい場合は、壁を使った練習も取り入れられます。

戻るときは、今度は骨盤から順番に背骨を起こしていきます。

壁を使うことで、背骨のどの部分が動いているのかを意識しやすくなるのがメリットです。

4-3 腹部を使う感覚を身につける

腹部の力が弱く、途中で身体を支えられなくなる場合は、動作の範囲を小さくして練習します。

長座から身体を少しだけ後ろへ倒し、下腹部に力を入れた状態をキープ。そこで止まったら、背中を丸めたまま元の姿勢へ戻ります。

最初は数センチしか倒れなくても問題ありません。

4-4 足が浮く人は膝を少し曲げる

ロールアップで足が浮いてしまう場合、脚を完全に伸ばした状態にこだわる必要はありません。

膝を軽く曲げ、足裏をマットにつけた状態から練習してみましょう。脚の位置を安定させることで、上半身の動きに意識を向けやすくなります。

また、足を「動かさないように固める」のではなく、かかとで床を押すような感覚を持つこともポイントです。膝を少し緩めることで起き上がりやすくなる方法も紹介されています。

4-5 反り腰が気になる人は「丸まる」練習から

反り腰傾向があると、身体の後ろ側が縮んだ状態になりやすく、ロールアップに必要な「背中を広げながら丸まる」動作が難しくなることがあります。

この場合は、ロールアップだけを繰り返すより、膝を立てて背中を丸めながら前後に転がる「ローリング・ライク・ア・ボール」のような動きから始める方法があります。

最初は小さく転がるだけで十分です。背中を丸めた姿勢を保ちながら、前後に動く感覚を身につけましょう。

第5章 ピラティスのロールアップで期待できる効果

ロールアップは、腹部を使って身体を起こすだけの運動ではありません。背骨をコントロールしながら動かすことで、体幹の安定や身体の使い方を意識しやすくなります。

ここでは、ロールアップを継続して行うことで期待できる主な効果を紹介します。

5-1 体幹を使う感覚を身につけやすい

ロールアップでは、身体を起こすときも戻すときも腹部を使って姿勢をコントロールします。

特に戻る動作では、重力に任せて倒れず、背骨を順番にマットへ下ろす必要があります。そのため、腹部を意識しながら身体を安定させる練習になります。

5-2 背骨を動かす意識が高まる

普段の生活では、背骨を一つずつ意識して動かす機会は多くありません。

ロールアップでは、頭から骨盤までを順番に動かすため、背骨の動きそのものに意識を向けることができます。

5-3 姿勢を見直すきっかけになる

ロールアップを行うと、腰が反りやすい、肩に力が入りやすいなど、自分では気づきにくい身体の使い方が分かることがあります。

ただし、ロールアップだけで姿勢が改善すると断定するのではなく、自分の身体の動き方を知るためのエクササイズとして取り入れることが大切です。

5-4 身体をコントロールする力を養う

ロールアップでは、勢いを使えば簡単に起き上がれる場合でも、あえてゆっくり動くことが求められます。

「どこから動かすか」「どこで止めるか」「どの速度で戻るか」を意識することで、身体を丁寧にコントロールする練習になります。

ロールアップは、回数を増やすことだけが目的ではありません。少ない回数でも丁寧に動作を行うことを意識すると、自分の身体の使い方を確認しながら練習できます。

第6章 ロールアップを安全に行うための注意点

ロールアップは、自分の身体をコントロールしながら行うことが大切なエクササイズです。難しい動きを無理に完成させようとすると、フォームが崩れたり、首や腰などに余計な負担がかかったりする可能性があります。

6-1 痛みがある場合は無理をしない

ロールアップ中に筋肉が疲れる感覚と、関節や腰などに痛みを感じることは別です。

強い痛みや違和感が続く場合は、運動を中止し、必要に応じて医療機関などへ相談してください。

6-2 毎回完璧に起き上がる必要はない

ロールアップは、最後まで起き上がれないからといって練習不足とは限りません。

身体の柔軟性や筋力、骨盤・背骨の動かし方などによって、できる範囲は人それぞれです。

まずは「途中まででも反動を使わず動ける」ことを目標にしましょう。少しずつ可動範囲を広げていくほうが、動作の質を保ちながら練習できます。

6-3 自分だけで改善できないときは専門家に確認する

何度練習しても足が浮く、首や腰ばかり疲れるなどの場合は、フォームを一度見直してみましょう。

ピラティスのインストラクターに動きを確認してもらえば、自分では気づきにくい身体の使い方や、負荷を下げる方法を教えてもらえることがあります。

6-4 初心者は段階を踏んで練習する

いきなり完成形を目指す必要はありません。

まずはロールダウンで背骨を動かす感覚を覚え、次にロールバック、膝を曲げたロールアップへ進み、安定してきたら脚を伸ばした状態へ移行します。

自分の現在のレベルに合わせて難度を調整することで、無理なくロールアップの動きを身につけていきましょう。

まとめ ピラティスのロールアップを上達させるために

ピラティスのロールアップは、腹部の力だけで起き上がるエクササイズではありません。

「ロールアップができない」と感じたら、まずは原因を確認しましょう。足が浮く、途中で止まる、首や腰がつらいなど、悩みによって必要な練習は異なります。

いきなり完成形を目指す必要はありません。ロールダウンやロールバック、膝を曲げた状態での練習など、できる動きから段階的に取り組むことが上達への近道です。

また、痛みを我慢して続けるのではなく、自分の身体に合わせて負荷や動作範囲を調整することも忘れないようにしましょう。

ロールアップは、できる回数を競うものではありません。一つひとつの動きを丁寧にコントロールすることを意識しながら、少しずつ身体の変化を感じていきましょう。


この記事の監修者

監修者 韓梨瑛の写真

川上莉奈

piqué pilatesインストラクター

【保有資格】
・PHI Pilates Instructor 取得

【プロフィール/経歴】
piqué pilatesの在籍インストラクター。
幼少期からクラシックバレエを習い、大学を卒業後はヨガ・ピラティスのインストラクターとしてレッスン指導をメインに、店舗運営に携わる。
その後、人材業界にて企業の求人出稿や母集団形成をメインに、幅広い業種・職種の採用支援を経験。
現在はpiqué pilatesにて採用・研修マネージャーとして、社内研修の企画・実施および採用面接を担当している。

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